「このホクロは俺のジンクスだ」
これは50年以上前の小学生だった時に少年漫画雑誌で見たマンガに登場するセリフである 記憶だけで書いているので正確じゃないかもしれない。
当時の少年漫画は キング、サンデー、マガジンの週刊雑誌、月刊では、ぼくら、冒険王ぐらいのラインナップだった。(ジャンプやチャンピオンは1970年直前に創刊したようだがやはり当時は老舗のキング、サンデー、マガジンほど人気はなかった)
当時は何と言っても、オバQ パーマンが漫画雑誌でもTVアニメーションでも凄く人気で盆踊りではどの町内でも「オバQ音頭」が延々とかかっていたものだ。言わずと知れた藤子不二雄の作品である そんな童心溢れるはずの漫画家藤子不二雄の短編に
「ぎょっと」する気持ちの悪いシリーズがあった、冒頭のセリフはそのマンガの中で出てきたものである ジンクスと言う言葉に人生で初めて出会ったのだが何とも小学生には後味が悪い不気味な印象が残った。そのシリーズは「恐怖の一週間」で「踊るインド人形」の話とか連作で7編あったと思っていたが 最近50年ぶりに調べてみると正しくは「ぶきみな5週間」で5編だった。
少し違うが50年以上前の記憶にしてはマァマァではないだろうか
で、「このホクロは俺のジンクスだ」の話は、首狩り族の野蛮な土人...の話で スティーブン・キングのペットセメタリーとかデビット・フインチャーのセブンみたいな後味の悪いのがまた良いという ...
藤子不二雄A先生の作品本としては出版されていない。 ポリコレ的にどうかとも言えるが田河水泡の「のらくろ」など、習近平がミサイル打ってきそうなアカン表現も復刻されている例もあるのだが。
で、どうしても、もう一度読みたければ古本屋で .... と言う悩ましい作品である